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Campanula herminii
カンパヌラ・ヘルミニイ (キキョウ科)
高山性のカンパヌラ属(ホタルブクロ属)は、冷涼で乾燥気味の環境を好む。そのせいか、モンスーン気候帯に位置する大ヒマラヤ山脈には、この仲間は数種しか自生しないのだか、欧州から西アジアのコーカサス山脈あたりまでの高山には、実に多くの魅力的な種類が分布している。
性質は多様で、極端に栽培が難しい種類から、北海道ではロッケリー植えなら放任栽培で育つ種類まである。
属名のCampanulaは、ラテン語で「小さな鐘(bell)」を意味し、文字通りベル状の花が多いのだが、半開の星型の花を咲かせる種類や、C. ゾイシイのように口の狭い壷型がある一方で、広弁で平開に近い花形の種類もある。
写真のC. herminiiは、スペイン南東部アンダルシア地方にあるシェラネバダ山脈2800mで採種された種子から実生した個体。シェラネバダはスペイン語で「雪の積もった山脈」を意味するのだが、最高峰でも3500m弱である。その中腹あたりには耐寒性が弱い植物も分布しているのだが、この種は完全凍結にも耐える耐寒性を持っている。葉は極細葉で地際に広がり、花茎は丈10cm程で一茎一花。花は広弁の星型で、けっこう個性的な種類といえる。
自生地が湿った岩場なので、過湿にも割合に耐える。花期は北海道で6月。
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